被爆地ヒロシマの市長の責任とは何か❗

「光に向かって進め〜サーロ・節子さん、祖国へのメッセージ」
11月に母校の招きに応じて広島に帰って来たカナダ在住の被爆者サーロ・節子さんを特集したNHKの番組を見ました。

その中で、ビックリする言葉が飛び出しました。松井市長が、面会したサーロさんから被爆地の市長として日本政府へもっと働きかけてほしいと促され応えた場面です。

松井市長「自分はどんぐりの背比べでいい」

12月議会でサーロさんの言葉をどのように受け止めたのかという質問に対して、「平和市長会議として日本政府に核兵器禁止条約への署名をもとめた」と答弁しました。これがどんぐりの背比べを指すのでしょうか。
それでは、被爆ヒロシマの市長としての責務をどう考えているのでしょうか。

松井市長「とんがりたくない」

日本政府に対して核兵器禁止条約への署名をもとめることがとんがった行為ですか。
それなら、被爆者はとんがった人と考えているのでしょうか。

サーロさんは、祖国である被爆国日本政府、ふるさとである被爆ヒロシマの市長の態度にどんな思いを抱いたのでしょうか。
私は、情けなくて歯ぎしりをするような気持ちで見ていました。

以前、地元紙でサーロさんは「自国の政府を変えられずに、核兵器のないせ世界を実現できるのか」と問いかけました。その通りです。

ノーベル平和賞授賞式でのスピーチでは、
「あきらめるな!光に向かって進め!
核兵器の終わりの始まりにしよう!」
こう呼び掛けました。

今回のサーロさんの祖国・故郷へのメッセージをしっかり受け止めなくてはなりません。