いのちを守る政治めざして訴えぬきます!

今回の大震災で、愛する肉親を失い、自らも被災された多くのみなさんに心からお見舞いを申し上げます。未曽有の大災害の最中の選挙となりました。私は、被災地のみなさんに心を寄せ、いのちを守る福祉と防災のまちに転換させていく、二度とヒロシマは、放射能の危険ごめんです。このことを訴えてがんばっていきます。
 震災後、街頭に出て募金を訴えました。交差点では、信号待ちのタクシーやトラックの運転手さんが、窓をあけて募金に応じてくださる。被災地を応援したい、自分たちに何かできることはないかという市民のあつい思いがひしひしと伝わってきました。週明けの月曜日には、私も皆川議員と市役所に行きまして、市をあげて救援対策を求める申し入れもおこないました。
戦後いまだ経験したことのない大災害です。国民的エネルギーを結集して復興を成し遂げていくことを呼びかけるものです。
原子力行政の見直しを
福島原発の事故は、終息させる出口が見えてきません。命を危険にさらしてチェルノブイリ事故を繰り返してはいけないと多くの方が作業をすすめておられます。しかし、首都圏への放射能の汚染のひろがり、被災地では、行方不明者も捜索できず、「ふるさとへは二度と戻れない」悲痛な声があがっています。一刻も早く国の内外、人類の英知を集めて危機的状況から脱却させることが求められます。
そうしたことを最優先にしながら、「原発は安全で重大事故は起きない」と安全神話を振りまいてきたことを改めるべきです。原発の総点検をおこない、今こそ原子力に頼らない自然エネルギーなどへ転換していくべきではないでしょうか。
広島も他人事ではありません。69㎞先には、山口県上関に原発建設計画があります。ヒロシマに二度と放射能はごめんです。建設中止を強く求めていきます。
②いのちを守る福祉と防災のまちに
さて、自治体の原点は、「住民のいのちを守ること」。それが今回の震災であらためて問われているのではないでしょうか。
自然災害は防げないけれど、被害は人間の力を集めれば防ぐことができます。住民のいのちや財産を災害から守るのは政治の責任です。
〜災害に強いまち〜
広島でもマグニチュード8を超える南海地震をはじめ6つの地震が想定されています。もし震度6地震がきたら学校の半分が倒壊する危険性があるのです。政令市で下から2番目。遅れている耐震化工事を急がせます。
高潮や津波から沿岸住民をまもる防潮堤の整備も49%しか進んでいません。国や県に整備を強く求めて災害に強いまちづくりをめざしていきます。
〜安心して暮らせる福祉の充実〜
災害に強いまちづくりとともにいのちを守る福祉や医療、子育ての施策の充実が欠かせません。
とりわけ、いざという時に備えになるのが、福祉の拠点となる施設です。
4600名が施設に入れず待っています。一人暮らしの孤独死や高齢のお年寄り同士で介護する老々介護が、介護心中を生んでいます。安心して暮らせる特養ホームの増設求めていきます。
若いお母さんが、働きたくても保育園に入れない。9月で1000人近くが待機児として保育所へ入所を待っています。やむなく保育士さんや災害時の避難設備が十分でないと指導を受けている保育室でも過ごしています。認可保育所を増やしてどの子も安心して育てられるように子育てを支援します。耐震化をすすめ公立保育園を守っていきます。
子どもの医療費無料化小学6年まで拡充し、高すぎる国保料を引き下げていきます。いのちと暮らしを支えていきます。
〜地域経済を応援する〜
震災であらためて問われたものに「地域の力」があります。地域のネットワークをそこに暮らし商売をしている商店や業者さんの多くが担っています。
 同時に、企業数の9割をしめ雇用の7割をしめる地域経済の主役・中小企業が、元気になることが地域経済活性化の道です。大型店や大企業を呼び込む経済振興では、儲けがへれば撤退してしまいます。長引く景気低迷の中、歯を食いしばって地域を支え地元経済を支える中小業者を応援していきます。建設業者に住宅リフォーム助成制度をつくって仕事をおこしていきます。
③大型開発の無駄づかいただす 
 いのちを守る防災と福祉のまちづくりを進めるためには、無駄づかいを正していかなくてはいけません。二葉山にトンネルを掘ってわずか7分間、駅から広島空港まで短縮するために800億円つぎ込む工事の計画があります。災害時に地盤沈下をおこすと住民が反対している計画です。こんな危険な大型開発よりも子どもたちの学校の耐震化急がせる、お年寄りや子どもたちが安心して暮らせる施設を増やす、中小業者の仕事をおこしていくことを最優先にしていくべきです。
 

私の決意
 食べることは生きること、子どもたちに豊かな給食を、障害のある方にあたりまえの生活をとねがい、それを支えている職員のみなさんが、誇りを持って働き続けられる条件を保障する。そうしたいのちを守る政治の実現めざして最後まで頑張りぬきます。