広島市子ども子育て会議を傍聴しました


いよいよ、教育・保育提供体制の考え方と新制度の基準案の骨子が示されました。
幼稚園関係の委員さんからたくさんの質問がだされました。
国の方針で、
①既存の保育園と幼稚園の認定こども園化をすすめる
②認可外施設は、認可や小規模保育化をすすめる
このため、市の計画よりも供給過剰になっても、認可・認定するというものです。
 しかし、その過剰になった定員数について、際限なくというわけにはいかないので、あらかじめ上限を決めようと3つの案が提案されました。
 幼稚園の委員さんは、過剰供給を認めても上限を超えたら、認定しないということかと、驚かれておられました。
どうも、幼稚園サイドは、5年後の見直しまでに、認定こども園への移行について判断すればいいとしておられたようです。う〜ん、「早い者勝ち」「乗り遅れるな」ということなのでしょうか?
 今回、認定こども園の施設基準案も示されました。現行の幼稚園には、保育室の面積基準はないということで、これも戸惑っておられました。
 また、運営費や保育料の目安になる公定価格がでたが、保護者の負担をどれだけにするのか示されていないので、経営上判断できないという話もされていました。
 
 幼稚園は、9月には募集要項を示すそうです。
 それまでに、現行の幼稚園のままか、新制度の幼稚園になるのか、また国の誘導する認定こども園になるのか、幼稚園関係者を悩ませるこの問題を判断する期間は、あまりにも短いとしか言いようがありません。