「議員のみなさん、泣きたいのは市民のほうです」

広島市の12月議会は、松井市長を推した自民党の会派が仲間割れをして、市長選や安佐市民病院の移転問題でお金が動き、利権が誘導されたという爆弾発言が飛び出しました。
実に昭和31年以来という反市長と市長派との懲罰合戦が繰り広げられ、会期を1日延長しての泥仕合となりました。
 
 懲罰動議を出した議員が7人、反対に名誉毀損として処分を要求されて、「戒告」という処分が多数決の結課、決定しました。返り討ちにあった形です。
 マスコミもつめかけ、悔しくて男泣きする議員の姿がテレビ画面に映し出され、世間の失笑をかっています。
 私は、市民不在の政争を繰り返す市議会の姿を目の当たりにして、同じ議員として恥ずかしくてたまりません。
 
 今、広島市は、事務事業見直しという名で国民健康保険事業や障がい児療育、母子世帯や障害者の福祉や医療の独自事業をどんどんカットしています。国の悪政に追い打ちをかける市の切り捨てによって、市民のくらしが痛めつけられています。

「議員のみなさん、泣きたいのは市民のほうです!」

発言をした議員には、真相を話してほしいと求めましたが、「墓場までもっていく」と口を閉じたままです。
このまま、疑惑にふたをして真実を葬り去ることは許されません。
お金と利権の真相を明らかにして、市民のためにはたらく市議会にしていくため、お金と利権で動く古い政治は、大掃除をしようではありませんか。

 明日は、真相解明のための特別委員会の設置を求める記者会見をやる予定です。
 議長への申し入れも日程調整しています。