安倍首相よ、おごることなかれ!女性は戦争する国づくり許さない!


9日は、恒例の女性9条の会と中区9条の会の宣伝日です。
今年初めての宣伝でしたが、お天気もよく20名近くの参加がありました。
ビラの受け取りもとてもいいので上機嫌でした。(お日様がまぶしくて、写真はうれしそうにしていませんが。)

「総選挙で多数を得た安倍政権よ、おごれることなかれ!」

安倍首相は、年頭のあいさつで、「信任を得た大きな力で、さらに大胆にスピード感を持ってすすめる」といったとか、とんでもありません。
信任を得たといっても、4割の得票で得た8割の議席は、まやかしの選挙制度のなせる技です。
アベノミクスの信を問うといいましたが、集団的自衛権の一字も公約には、示していないではありませんか。
選挙後の共同通信世論調査も、安倍首相の安全保障政策は、「支持しないが、55,1%」と過半数を占めて
「支持する33,6%」を大きく離しました。
国民は、「海外で戦争する国」への白紙委任など与えていません。

さて、フランスで許されない悲惨な言論テロが起きました。
10万人が抗議のデモを行い、世界中から非難の声が上がっています。
テロとの戦いと言ってアメリカは、アフガンやイラク戦争をはじめました。
しかし、結局、泥沼化し、無この市民や自国の兵士の多大な犠牲を払っただけでした。
武力で紛争を解決しようとしても、憎しみを生みテロと報復を繰り返し、新たなテロ集団を生んでしまいました。
こんな世界の状況の中で、地球の裏側まで行って、アメリカに加担すれば、日本もテロの標的にされてしまう危険性が大いに高まるでしょう。
憲法9条という平和ブランドを捨て去ることは、取り返しのつかない事態を招くことになります。

今年は、被爆から70年の節目の年でもあります。
昨日、広島県被団協代表の金子一士さんが亡くなられたという報道がありました。
生きている間に、核兵器をなくしたいという願いを遂げることなく逝かれ、さぞ無念ではなかったでしょうか。
被爆者の平均年齢が80歳になろうという今年、被爆者に残された日は、わずかしかありません。

たった1個の原子爆弾が、数十万の人々を焼きつくし殺した地獄のあの日。
三度、繰り返してはならないと平和の誓いを込めた憲法9条は、加害の歴史への反省とともに、私たちは決して手放してはなりません。

この間の被爆国にありまじき日本政府の姿勢と軌を一にする安倍政権の戦争する国づくり。
暴走政治をストップさせるたたかいへの決意をあらたにする一日となりました。