「真実を隠すことから戦争は始まった」

戦争体験者の声です。
日曜日に、集いを開き戦争法案について学びあい、戦争を体験した人からお話を聞きました。


当時、女学校の1年生だった女性は、

”敗戦だと聞いて、「嘘だ。負けるはずがない」と思いました。
神風が吹いて、絶対勝つと信じて疑いませんでした。”

戦争が終わって、学校で見た世界地図に仰天したといいます。
アメリカが大きくて日本は小さいではありませんか。
戦前は、逆に日本が大きい地図を教えられました”

また、東京大空襲を体験したという女性は、道端の雑草をゆでて飢えをしのいだと語られました。

そして、米軍の機銃掃射を受けたことを学校に告げた時の体験を話しました。

なぜか、1メートルくらい離れたところを撃ち、命中させなかったので、学校で
「鬼畜米英と習ったが、米兵にも良い人がいる」と話したところ、校長先生に叱られ、教室にたたされたといいます。
戦争遂行に都合の悪い話だったからでしょうか。

後から考えれば、学生服の金ボタンさえ徴収し、兵器の足しにしなくてはならないほど、戦争するだけの国力がなかった。無謀な戦争だったとわかったと振り返られました。

今、自民党のマスコミへの言論弾圧が、政権を揺るがす大問題になっています。
真実を隠し歴史をゆがめる教科書の採択なども批判の声が上がっています。

政府が、教育とマスコミをコントロールするようになったら、戦争がはじまるのは、やはり歴史の教訓だなという思いを強くしました。


戦争する国づくり・戦争する人づくりを許してはなりません。