若者を戦場におくるな!

いろいろ書きたいことはあったのですが、PCの不具合からブログも休止していました。

お盆休みは、実家で田舎暮らしを満喫しました。
暑さのせいか蚊の姿をみかけず、さされることもありませんでした。


父の叔父がルソン島で戦死しています。享年30歳。
2万5千人中2万人が戦死したとか。弾にあたって亡くなる「名誉の戦死」より、多くは餓死や病死して放置されたというのですからたまりません。

「こうした歴史をどう教えるのか」
昨日の教育委員会議で、中学校教科書の採択がおこなわれました。
歴史・公民とも「東京書籍」が選定されました。
今年から傍聴できるようになり、報道では20人が見守ったといいます。
侵略戦争を美化し歴史をゆがめ、憲法をまともに教えない教科書が選ばれなくて安堵しました。

この夏、平和か戦争への道かこのことが問われています。
おかげで、大好きな高校野球もゆっくり見ることもできませんでした。

ところで、今年、甲子園で準優勝した仙台育英高校のキャプテンは、大学進学して野球をやることを断念し、消防士になると話題になりました。なんと親孝行息子だろう!と感動した人もあるでしょうが、私は複雑な思いがしました。
経済的な理由だけで、大学進学や野球をあきらめたのなら、若者の夢を閉ざす社会の在り方が大いに問われます。

そして、ときは戦争法案の審議のさなかです。
憲法18条で苦役を強いてはいけないから、徴兵制はありえないと総理は答弁します。
(9条も解釈でかえる人が、言っても信用できませんが)

それならば、アメリカのように、「経済的徴兵制」でしょうか。
「無償で大学に行かせてくれる」「無料で医療が受けれる」
こんな誘い文句で、キャプテンのような境遇の高校球児が、
アメリカの戦争に巻き込まれて戦場へ!?
想像しただけで、胸が苦しくなります。

アフガン戦争のあとしまつに派兵されたデンマーク兵のドキュメンタリー映画

戦争法に備えて、自衛隊は、あらたな隊員確保策を検討していました。

辰巳コータロー参院議員が国会で明らかにしました。民間会社の新入社員に2年間インターシップで仮入隊させるというものです。民間会社に就職したと思ったら、いつのまにか戦場へ!?仮入隊後は、予備自衛官として、いつで補充できるようにする仕組みのようです。

とにかく、ふたたび若者を戦場に送る国になることだけは、絶対いやです。
安保法制に反対するママたちの合言葉に、わたしも賛同します。

「誰の子も殺させない」
最後に9月1日昼休みデモのお知らせ