作業所訪問  〜作業所いっぽ〜


最初の作業所訪問は、近くの「いっぽ」さん。

ひとつ2円と4円の内職をやられていました。
今日は、木曜日予定の料理教室について実行委員が集まって話し合われていました。
メニューは、カレーだそうです。


旧知の久保所長に、この間の障害者施策の問題を語ってもらいました。

「自立支援法は尊厳を傷つけた」と謝罪し、廃止して新法をと合意した政府だが、肝心の「応益負担」の原則を廃止するのか。
後期高齢者医療制度にしても廃止するといいながら、問題の根っこを残した新制度が検討されている。

「保障」という言葉が、「支援」という言葉にとってかわられ、公的責任がどんどん後景にやられているいまの社会福祉の在り方について問題意識が一致しました。


さて、なかよし保育所に入所できず待機している娘が、アルバイトを見つけ福島保育所の一時保育を利用することにしたようです。
利用できるのは月9日とか。出勤日数に足りないので無認可保育室を利用するため見学に行きました。

0〜6歳までの乳幼児30人を4人の保育師。
部屋は、ビルの一室で、昼寝の布団がびっしり敷き詰めてあったといいます。
もちろん、園庭はなく公園にいくとか。
調理室はないので給食は、外部から搬入か。

ちなみにオプションで英会話教室もあります。
園長さんは、ぜひ入園してと営業に力を入れられているのが、かえって違和感を持ったと娘の感想です。

「子ども・子育て新システム」では、保育所と幼稚園をなくしこども園をつくるといいます。
園と保護者の直接契約です。こちらも公的責任が後退し「受益者負担」が貫かれます。

モデルとされる介護保険は、加入者の16%しか利用していません。
地域の高齢者を自治体が把握できず、無縁社会を生んでしまいました。

国・自治体の責任はあいまいになり、「福祉もカネ次第」と憲法の25条はいよいよ形骸化させられます。

新自由主義に浸食された国の在り方を根本的にあらためなくてはいけないと痛切に思います。


今日の琉球新報
平良港あすから未使用弾を処理 19日まで午前2回2010年11月16日


   
 【宮古島宮古島市平良の平良港で発見された旧日本軍の未使用弾1830発、3万2989キロのうち、250キロ爆弾2発など合計818発、1万5千キロの爆破処理が17〜19日の3日間、午前10時半と同11時に2回ずつ実施される