被災地から
被災地のボランティア活動から息子が帰ってきました。
おもに陸前高田市の広田半島で活動してきました。
「まるで戦争の焼け跡のようだった」
「壊滅的状態」と報道されてきた町です。
連休中は、全国からやってくるボランティアの受け入れ態勢が整わず、多くの自治体で募集を打ち切ったと報道していました。
彼らのボランティアセンターも、支援先で翌日の仕事をもらってくるというスタイルだったそうです。
現地の人たちの活動ペースに合わせることやすべて自前で賄うことが鉄則だということでした。
それから、やたら写真をとるのもご法度。
「パチパチ撮られたら、だれでも嫌でしょ」
被災地のみなさんの感情に寄り添う態度を学んだといいます。
2か月が来ようとする今、被災地のみなさんもようやく震災当日や今の生活について話せるようになったと口々にいわれたそうです。
配慮しながらも被災地のみなさんと気軽に話ができたことや全国から来た若者と友達になれたことが大きな収穫だったという息子。
重機が入れないところもたくさんあり、相当な人手を必要としている
被災地へこの夏休みも行くようです。
そして友達になった琉球大生の住む沖縄宜野湾市にも行きたいとか。
肉なしの食生活で頬がこけた横顔が、母の目にはまぶしく精悍な面差しに映りました。