アメリカの御用聞き?

朝は、老人会の中区スポーツ大会開会式に参加。県会市会と議員も勢ぞろいです。
「ゆっくりゆっくりけがをしないように」がモットーのスポーツ大会は、愉快な司会者による笑いが絶えない開会式でした。

今日と明日は、来年度予算への要望をまとめる会議で缶詰め状態です。

今晩から、基町県営住宅立ち退き問題について、住民への説明会が始まりました。

さて、昨日、NHKのキャスターが沖縄を取材し、
「沖縄では、普天間基地辺野古移転はありえない。県外移転はあらゆる県民の総意だ」と述べました。
NHKがこう断定して報道するのですから、ゆるぎない県民の総意であることは間違いありません。
今、連日閣僚が総動員されて沖縄詣です。
オバマ大統領との首脳会議で促されてあわててこの有様です。
アメリカで海兵隊の予算の審議が間近だから、年内に環境アセスメントを急ぐ必要があるというのです。
そんな政府の下心は、とっくに破られています。
さて、普天間が袋小路に入り込んでいるから、かわりに差し出そうとしているのが、TPP参加問題です。
今日、政府は、食と農林漁業の再生計画を決めました。
農業再生とTPPの両立させるといいますが、関税撤廃でコメは10%に、食料自給率が13%になってしまう、これを衰退といわずになんというのでしょう。
大規模化を進めるといいますが、莫大な補助金で優遇された日本の100倍以上の耕作面積を誇るアメリカ、オーストラリアに太刀打ちできるはずはありません。生き残るのは、ブランド農産物くらいかと言われています。

普天間がだめならTPPをとは、国のありようを大きく変える重大な問題をアメリカの頼みとあれば、何をおいても優先させる「使い走り」「御用聞き」と言われても仕方ありません。