高速5号線二葉山トンネル工事着工説明会

「信頼回復」
住宅団地の下にトンネルを掘る。
盛り土団地の危険性が言われる中で、住民のみなさんは、その肝心な盛り土対策が、後回しとされていることに、納得がいかない。
福木トンネルは、地盤沈下の補償の最中である。
この不信感を払しょくするために、「信頼回復」という言葉を使うが、肝心のことが後回しでは、補償の話だけされても不安はぬぐえない。

市議会や市長は、「より安全に、そして万一の時は、最大限の補償を」と言えば住民は納得すると思っているようだが、そもそもの事業の採算性や必要性を問う発言が、共感を広げていた。
トンネル工事80億が、190億になり、関連公共事業を含めると1000億をこえ、高速道路全体で、3000億を超える巨大事業だ。
必要性についても、空港までの時間短縮から、二葉の里の・・・と歯切れが悪い。
今、次々新規事業を進めるときではない。老朽化や耐震化の課題が待ったなしだ。
新政権は、建設国債をじゃんじゃん日銀に引き受けさせて、10年で200兆円ばらまくという。財政規律のタガがはずれて、無駄づかいが横行し、わいろや癒着が、はびこるのではないか。
住民は、トンネルの掘削による生活への被害から、公共工事の在り方まで問うている。