あけましておめでとうございます。

今日は、本通り電停前で新年の街頭宣伝をおこないました。

 ベアテゴードンさんが亡くなったという報道がありました。戦後、GHQのメンバーとして日本国憲法をつくるときに、男女平等の条文を担当した女性です。私も数年前に映画や「真珠の首飾り」という演劇をとおしてその功績を知りました。子どもの頃日本に住んでいて、お手伝いの女性から聞いた封建的な風土の中に置かれた女性の実態を知り、「日本の女性に幸せをプレゼントしたい」というねがいが憲法に込められたといいます。憲法9条戦争放棄と24条の男女平等は「戦争の中から生まれた真珠」と言い表しました。
 今、日本の女性は、世界の中でどんな位置にあるのでしょうか。健康面や教育水準では、世界でトップクラスといいます。ところが、経済大国でありながら、その社会的地位は、103位と先進国でも最低で、途上国にもどんどん追い越されています。
 子育てと働くことの両立が大きな壁になっています。転勤や長時間労働など働かされ方の問題や働き続けようにも保育所が足りなくて、待機児問題が解消されていません。自公民で決めた消費税増税と一緒に実施されようという子ども子育て新システムでは、認可保育所建設するための国からの補助をなくしました。認可保育所はつくりにくくして、安全が心配されるビルの狭い部屋での保育などをすすめる方向です。営利企業が参入し、もうけを他の事業にも使えるようにもしようとしています。これで安心して子どもを預けて働き続けられるでしょうか。
 政治の舞台でも、広島市議会で54人中、6名と女性議員が圧倒的に少ない中、女性議員数トップの私たち日本共産党の議員が、大きな役割を果たさなくてはと決意を新たにしました。ベアテさんたち世界の女性から送られた「戦争の中から生まれた真珠」である憲法をいかす政治をもとめて、被爆ヒロシマの願い、女性のねがいを実現させるために頑張ります。