今日は、総務委員会質疑

広島市議会には、平和や被爆問題を嫌っているのではないかという印象を受ける議員がいます。
今日の総務委員会で、「次世代被爆体験の継承事業」に70歳代の人が何人か参加していることが、問題になりました。若い人が参加できるように力を出すべきと注文するならわかるけれど、次世代でない人が参加しているのを税金の無駄と断罪するほどのことかと思います。

被爆75年記念行事をするのかと質問。
被爆の焼け野原の中から、75年間草木も生えないと言われた広島の今日を世界にアピールしたい」という答弁。
「75年でも70年でも関係ない。小中学生も8月6日8時15分がまともに言えないのは、年月がたっているから、無理もない。」と・・・。
どうも、「被爆体験の継承」が気に入らないようです。
被爆体験は、風化して行くのが当たり前との考えのようです。
(風化に手を貸したいのでしょうか。)
やり取りを聞いて、常々、ヒロシマの市長として使命感が足りないと批判している市長のほうが、良識があると感じてしまいます。
こんな空気を一掃して、良識の府にしたい!

もっと驚くことが、国会の質疑で行われたのですね。
維新の会の議員が、「微量の放射性セシウムで、強制避難させているのはおかしい。除染を民間業者ではなく住民自らが行うべきだ」と主張。
答弁する石原環境相が、常識的でまともな人に見えました。
被爆後の広島でも住民が、片づけをして復興させた」などといって、福島も見習えと言わんばかり。
当時は、放射線量をはかる技術もなければ、放射能の人体への影響もしらなかったのです。直接被爆でなくても、肉親を捜しに入市し、ガンになった人もたくさんいるというのに、不謹慎な発言で許せません。