子どもの福祉と容赦ない滞納整理に対する要請行動

 午前は、子ども未来局と健康福祉局へ子どもを守る会が、要求書を出しました。
 
発達障害、療育、人工内耳への補助、移動支援事業の制限、ふくしま第二保育園廃園問題、保育園耐震化、子どもの医療費無料化問題など切実な声が届けられました。
 自助・共助が強調され、事務事業見直しという大きな波がおしよせようとしていますが、子どもたちにこの波をかぶせてはいけないと熱い思いが語られました。
 脳性まひのわが子の障害を最初は、受け入れられなかったというお母さん。広島の療育と出会わなかったら、今頃虐待していたかもと涙ながらに話されました。保護者や療育の職員に支えられて「どの子も成長しようとしている。発達しているんだ」と教えられたと語られ、感動しました。
参加者はどんどん膨れ上がり、100名を超えるお母さん、お父さんが参加しました。
 今回はじめて、移動支援事業野問題が出されました。ヘルパーが昼食をとった事は中ぬきにあたるとされるなど、制限が厳しくなったので、事業者が移動支援事業に参画しなくなっているという状況が話されました。

 午後は、民主商工会のみなさんが行き過ぎた滞納整理やめよと特別滞納整理課へ要望書を提出しました。
 
この7月から収納率をあげるため、区役所の収納課をまとめて中区に一本化しました。かねてからあった滞納整理の特別な部署を拡大し、八十万円以上の滞納者の滞納整理に当たります。
 生活困窮におちいらないように個々の事情に応じた滞納整理を進めると回答しましたが、滞納整理を2年に定めるなど、個々の事情を無視していると言わざるをえません。無理な分納約束が守れず、その結果「売掛金が、差し押さえられた」「レジの現金もっていかれた」滞納整理どころか廃業や倒産に追い込まれる事態が、だされました。さらに、自殺した業者もおり、滞納整理が命まで奪う事は、決して許されません。
 滞納は、市民からのなんらかのピンチのサインです。
「市民から嫌われもの」と開き直るのではなく、営業や生活再建する為にどうしたらいいのかという姿勢が、求められています。

障害のある人や生活が立ち行かなくなっている人の実態を見ないで、「公平・公正」を錦の御旗に、市民いじめの事務事業見直しや容赦ない滞納整理に大きく舵をきる市政運営の根本を正さなくてはいけないと痛感しました。