12月議会厚生委員会・病院独法化議案に反対

独法化の3つの条例と3つの議案に反対します
反対の理由
①経営効率が優先・黒字化が至上命題となり、公的医療機関の果たすべき役割を後退させる恐れがあるからです。
関係者の努力で、市民の必要とする医療が、黒字を何とか維持されているが、不採算部門にどのような影響が出るかは、保証されていません。特に舟入病院が、今後赤字のために切り捨てられる可能性もはらんでいることに危惧するものです。直営でこそ、その安心が保証されます。
②赤字だからと労働条件が悪化し、チーム医療に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。職員の身分は、公務員から非公務員になり、それ自体が、大幅な労働条件の変更です。黒字にするため経営効率優先で、職員の待遇が悪化し、また、患者負担が増えることの懸念が消えていません。
③議会の関与が、大幅に弱まり、市民の声が届きにくくなります。
毎年、予算・決算の審議ができていたが、議会の議決は、中期目標と中期計画について、4年ごとの議決のみです。その間は、議会の直接関与がなくなります。利用料の値上げも条例改正によらずできることから、市民の声が届きにくくなる懸念があります。
 今回の安佐市民病院の建て替え現地か移転かの問題も賛否両論ある中、独法化の期限があるから急がれるというのではありませんか。どちらも慎重におこなうべきだということも申し述べて、反対の意見とします。