市民に隠して、疑惑にふたをするのか!

12月議会だよりが、各家庭の新聞におりこまれました。
市議会広報委員会が責任を持って、発行しているものです。
編集後記には、「会期を1日延期して、アツい議論がされた」とありますが、
市民のみなさんは、一体何がおこったのか果たしてわかったでしょうか。
議事の日程と採決の結果は、しめされましたが、何があったのかの記載はありません。
私は委員として、説明の記載をもとめましたが、「新聞記事をみればいい」「録画をみればいい」と反対されました。
「市民に知らせられないことなら、はじめからしなければいいのに!」

12月議会だよりにださなかった市政と市議会の3つの問題
疑惑① 市長を応援する議員には、えこひいきをするように幹部職員に指示。
疑惑② 前回の市長選挙で、議員へお金が配られた
疑惑③ 安佐市民病院移転問題で、提案に賛成した議員へは、見返りがあると誘導した

 市議会は、年末、日本共産党市議団がだした「調査特別委員会(100条委員会)の設置をもとめる提案」を「各派幹事長打ち合わせ会」で検討しました。その後、会派に持ち帰り、23日までに議長に態度を伝え、それを受けて議長が判断するということになりました。
 この打ち合わせ会は、非公開で議事録にも残らないものです。各会派が、どのような議論をして、結論を出したのか全く市民にもわからないというやり方自体問題です。


 さて、昨日、議長に面談をしたところ、議長は「100条委員会の設置について、反対の会派が多いため設置しない」という結論を私たちへ告げました。
 「市民連合は、100条委員会に関心があるという議員もいたが、反対が多数だった」「市政改革が賛成」「その他は、反対」という他会派の状況の説明を受けました。
 反対の理由として、「市長選での金銭授受疑惑は、警察の捜査にかかわり、県行政の事務なので、市議会の調査事項ではない」という議会事務局の説明をもって、「難しい」という結論に達したという意見もあったといいます。
この一つをもって、あと2つの疑惑についても、「難しい」という結論になるというのも解せません。

 このあと、この間の市議会の議論の経過と議長の結論を市民に知らせるため、記者会見をおこないました。
 
 
 
 懲罰を掛け合う議員同士のケンカには熱心なのに、市民の知りたい疑惑の解明には、後ろ向きというありさまです。市議会は、自浄作用も発揮できないのかという批判を浴びてもしかたありません。
 今後、100条委員会設置の可能性をさぐり、真相解明をもとめていきます。