「被爆70年、平和行政を考える」革新懇


今日は革新懇デー。
政治革新をめざす幅広い人たちをあつめる革新懇(平和・民主・革新をもとめる全国の会・ヒロシマ)が、毎年建国記念の日に集会をおこなっています。
この日は戦前の天皇制の下で、紀元節として祝われていました。
紀元節は、日本書紀にかかれた神武天皇の即位の日、西暦でいえば紀元前660年縄文時代にあたる神話の話です。
戦後廃止されていましたが、安倍首相のおじである佐藤首相によって、建国記念の日として復活させられました。
安倍首相は、昨年に続いて建国記念を祝うメッセージを発表しました。
国民主権を定めた憲法記念日には無言でも、戦前の天皇制にまつわる祝日は、特別扱いのようです。

さて、今日の新聞トップニュースは、ODAを他国軍の後方支援に使えるように改定するというもの。
これまで発展の遅れた国への民事支援だったのを、軍事分野へ拡大するというのは、これも安倍首相の「積極的平和主義」の一環でしょうか。
企業が武器を輸出し、政府が軍事関連事業の整備で国際貢献するというのは、二度とふたたび戦争をしないと誓い、平和を希求するとうたった憲法のある国のすることではありません。

さて、今日のシンポは、3人掛けの椅子につめてすわり、資料がなくなるほどの盛況でした。
平和行政の後退を「かき船」移設問題などパネラーから問題提起がありました。
安倍首相の戦争する国づくりにモノ申すヒロシマの市長を!という思いを強くしました。