URは、廃止する西白島住宅入居者の住まいの確保を!

予算特別委員会建設分科会で、私は西白島市営店舗を売却問題について、質問をおこないました。

この市営店舗は、三篠橋の東に位置し、上の階は約100世帯が住むUR(旧公団)住宅です。

この建物は、ホテルが隣接し、土地の区分所有者は市とホテルで、建物と土地と権利関係はちょっと複雑です。

URは、昨年12月14日、住宅を廃止するので、2年間で退去してほしいと入居者説明会をもちました。
「耐震性がない」「建て替えると手狭になる」などの理由をつけましたが、多くの入居者には寝耳に水であったようです。昨年の7月、URは、この住宅をホテルの事業者に譲渡する仮決定をおこなっていました。

問題なのは、URが、退去後の住宅を確保しないことです。市内の他のUR住宅は、廃止の方針があるため入居のあっせんをする先は、限定されており、「100万円(家賃の補てんの意味も)出すので、入居者が民間住宅をさがしてほしい」という態度です。

30年以上住んでいる高齢者が少なくありません。
「3日間、眠れなかった」と不安を訴える人もおられました。
戦後、国と県と市で公営住宅を整備した地域です。
URもこうした経緯をふまえて、入居者の次の住まいを確保するのが、誠実な姿勢ではないでしょうか。