「黒い雨」国を提訴。

「黒い雨」援護拡大を求めて64人が立ち上がったと中国新聞が伝えています。
私は、臨時議会のため、支援に行けず残念でした。
県と市が調査したところ、国の指定した区域の6倍の範囲で黒い雨を浴びたという証言がありました。この調査を検討する国の会議に傍聴にも行きました。
「科学的な根拠をしめせ」
「黒い雨を認めれば、福島で大変な財政負担になる」
上京して検討会のゆくえを「黒い雨」被爆者が見守る中、こうした議論がかわされることに怒りでふるえたことを思い出します。


残された日は、もう長くありません。
一刻も早く救済してほしい!という思いです。


さて、被爆国日本政府が、国連の「核廃絶決議」に棄権しました。


中国新聞社説

しんぶん赤旗によると、
2日に採択した核兵器の非人道性に関する新たな決議案3本のうち、日本政府は、核兵器禁止条約の交渉開始を呼び掛ける2本に棄権しました。

 日本が棄権した決議案は、オーストリアなど43カ国が提案した「核兵器の禁止と廃絶のための人道の誓い」と、南アフリカなどが提案した「核兵器のない世界への道徳的な責務」。いずれも核兵器使用の非人道性を非難し、核兵器を禁止する法的拘束力のある措置や効果的措置へ交渉や行動を求めています。

 国連日本政府代表部は「核兵器国と非核兵器国の協力に必ずしもつながるものではなく、日本のすすめる現実的かつ実践的な核軍縮のアプローチと整合性が取れないという判断から棄権した」としています。

被爆国でありながら、核抑止力論にたち、核兵器禁止条約に背を向ける姿勢は、核保有国を利するもので許されません。