「人を殺すための予算でなく、人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」発言をめぐって

選挙戦も終盤に入ります。
連日夜の弁士で中区内をまわっていました。
今、朝宣伝に出かける前です。


昨日のしんぶん赤旗に残念なニュースが入ってきました。
NHK番組での日本共産党藤野保史議員が自らの発言をめぐり、不適切であったと謝罪し、政策委員長の職を辞すると発表がありました。


NHK番組で、防衛費が初めて5兆円を超えた2016年度予算について、「人を殺すための予算でなく、人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」と述べた発言です。

これに対して、「自衛隊員を人殺しと呼ぶのか」と多くの批判があったといいます。

安保法制が施行された今、日本の防衛ではなく海外派兵を想定した防衛費増加を念頭に置いたものでしたが、言葉が足らず誤解を与えたのは事実です。
日本共産党自衛隊政策に関心が集まっているときだけに、真意が伝わらず、曲かいされたのは残念です。


そもそも、日本は攻撃されていないのに、同盟国のアメリカの戦争に加勢するのが、集団的自衛権です。
「安保法制で、日本の存立が脅かされる他国への攻撃とは、どんな事態?」
「駆けつけ警護などでの武器使用の拡大で、自衛隊員の安全は守れるの?」
法成立後も、安倍首相は、ちっともていねいに国民に説明していません。
結局、日米同盟の強化と言って、「血の同盟」にしたてるものです。


日本共産党は、海外で自衛隊員が殺し殺される危険が現実のものになる安保法制の廃止をめざします。
外国の人へ銃を向けさせず、自衛隊員の命をまもるためにがんばります。


追記

5兆円を超えた今年の防衛費の中で、海外派兵のためといわれている兵器を紹介します。
F35ステルス戦闘機 (高い敵基地攻撃能力あり)   6機 1084億円

空中給油・輸送機 (1度に3機給油可能)      1機 231億円

無人グローバルホーク (他国領土内の偵察可能)  3機 146億円

などなど(しんぶん赤旗より)

その他、安保条約上も支払い義務のない米軍駐留経費の「おもいやり予算」が1933億円もあるよ!