参議院選挙、お世話になりました!

昨日は、選挙までポスターをはらしていただいていたお宅にお礼を言いながら、
片付けに回りました。
「入れたのよ。残念だったわ。高見さん」
みなさん、口々におっしゃっいました。
ありがたいことです。

高見さんは残念でしたが、全国では、比例票で601万票を得て、前回(2013年非改選)よりも86万票伸ばし、得票率も9,68から10,74%に増えました。改選2010年の3議席から言えば、2倍の6議席へ倍増です。


しかし、実のところ、改憲勢力2/3と大きく新聞の見出しが躍り、テレビでも自公の勝利宣言を見ていたので、うれしさも半分でした。また、前回議席数で比例5、選挙区3の合計8議席でしたが、今回は、比例5議席と選挙区1議席で6議席にとどまったという印象が先に来ました。昨日、全国や広島の比例票を見たら、2013年参院選より増やしていることがわかりましたので、胸をなでおろしています。

選挙区で議席をとれるように力をつけないといけませんね。


さて、気になっていたのは、野党統一候補でたたかった1人区32選挙区のゆくえです。

与党21対野党11と大健闘です。
前回は、29対2です。
沖縄と福島では、現職大臣を自民党は落としました。
東北は、野党統一候補が6選挙区中5勝です。
そのため、自民党は、2013年65議席だったのに56議席へと後退しているんです。
安倍首相が、1人区を重点区として位置付け、何度も遊説に出かけたといいます。
きっと、衆参同時選挙にしなくて良かったと思っているでしょう。


与党の圧勝といいますが、よく見れば野党が健闘しています。
民進党は、32議席。2010年の43議席を減らしたというものの、前回2013年17議席から大きく回復しています。
社民党共産党も比例票を増やしています。

比例票は前回比、共産116.7%、民進164.7%、生活113.1%、社民122.4%。野党合計は140.6%。
一方、与党は、自民109.0%、公明100.1%。与党合計は106.4%。


しかし、腹が立つのは、選挙が終われば、憲法改正論議へと切り替わっていることです。

安倍首相は、しゃあしゃあと「憲法改正を目指す政党と誰もが知っている。公約でも書いている」と開き直っています。
前文からかえたいとは!根こそぎ変える気です。

争点にしないと選挙でだんまりだったのは、誰もが認めることです。
選挙に勝ったからと言って、憲法改正白紙委任を与えてのではないということを今朝の新聞各紙が主張していますぞ。http://www.47news.jp/localnews/shasetsu/