2018年あけましておめでとうございます!


本通り電停前で大平よしのぶ前衆議院議員と市議団一緒に新年のごあいさつを行いました。
(中原議員は、親戚のご不幸のため参加できず)

今年もいのち・暮らし・平和を守る政治の実現をめざしてがんばります!
どうぞ、よろしくお願いします。

昨年は、核兵器禁止条約が実現し、関係者がノーベル平和賞を受賞するというヒロシマにとっても歴史的な年となりました。授賞式では、核の傘の下は安全だというのは、幻想だと強調されました。被爆者の「核兵器の終わりの始まりにしよう」という訴えは、世界中の人の心を打ちました。私も感動して涙がでました。

こうした国際社会の平和への努力に背を向けて核兵器保有国は、核兵器にしがみついています。新年早々「核兵器のボタン」をもっていると米朝の指導者が威嚇しあっていますが、人類の未来を天秤にかける愚かなことだと気づかないのでしょうか。

さて、こうしたときこそ、被爆国日本政府の出番ですが、安倍政権は、核兵器禁止条約に反対するだけでなく、二度と原爆の惨禍を繰り返さないという願いが込められた憲法9条を葬り去ろうとしています。戦前を美化する日本会議というウルトラ右翼の集会で2020年までに実現したいと宣言しました。総選挙で、改憲勢力が3分の2を越えた中で、今年の通常国会から秋にかけてがヤマ場といわれています。いよいよ、憲法が、正念場の年となります。

安倍首相は、今ある自衛隊を書き込むだけだから何も変わらないといいますが、そんな言葉にごまかされてはなりません。自衛隊が書き込まれたら、法律的には、新たな項目が優先されます。そのため、戦力持たない、戦争をしないという2項は、無いに等しいものになります。
憲法9条のカナメは、戦力を持たないこと、戦争を否定したことにあります。憲法9条のカナメが空文化して、専守防衛さえ歯止めがなくなります。

北朝鮮の核実験やミサイルが不安だから仕方ないのではと思われる方もいるでしょう。そうしたみなさんも戦争だけは絶対嫌だというのが共通の気持ちではありませんか。安倍首相は、軍事対応も辞さないというトランプ大統領を全面支持しています。しかし、この問題を対話以外にどんな方法で解決できるのですか。どんどん軍事対決がエスカレートすれば、予期せぬ衝突が生まれ、戦争に発展しかねません。
戦争にさせないためには、米朝に対話をと働きかけることです。今こそ、武力による解決ではなく、外交で解決すると誓った9条をもつ国だからこそ戦争にさせない役割を果たすことができるのではありませんか。

市議会もまもなく予算議会を迎えます。
政府の新年度予算案をみると、軍事費は、専守防衛の範囲をこえる武器をアメリカから爆買いし過去最高額です。また、アベノミクスで大儲けをした大金もちや大企業には優遇税制のままです。一方、国民には、教育の無償化を先送りにし、介護の切り捨て、医療費の引き上げ、さらには、生活保護の切り捨てを進めようとしています。これでは、格差と貧困を拡げるばかりです。

とりわけ、生活保護の生活扶助費削減は、3年間で最大5%、年間160億円に上るといわれます。
安倍首相は、夜の8時を過ぎたスーパーで、値引きシールを貼る店員さんの手元をじっと見つめる人たちがたくさんいるのを知っているのでしょうか。これ以上、きり詰めた生活のどこを節約すればいいというのかと受給者から悲鳴の声が上がるのは当然です。
しかも、引下げ理由に一片のまともな理屈がないのです。低所得者の消費水準に合わせるといいますが、なぜ、低い所得の方へ国の基準をあわせるのしょう。貧困格差をなくすため、こうした世帯の家計を応援するのが政府の仕事です。まともにやる気がないと白状しているということでしょう。
実際、市民のくらしにも大きな影響が出ます。市の制度でも国民健康保険市営住宅など17にものぼる利用料や保険料などの減免基準の引き下げにつながります。
政府が決めた国民の最低生活基準を引き下げることは、働く人にとって最低賃金を引き下げるといっているのも同じです。


広島市でも新年度から国保料や介護保険料の値上げが計画されています。とんでもありません。高すぎる国保料の引き下げ、中学校卒業まで通院医療費無料化など市民の暮らしに心を寄せる暖かい政治を実現してこそ世界に平和都市として胸を張ることができるのではありませんか。社会保障切り捨ての国の言いなりではない市政に変えていきましょう。

新しい年を迎え、世界を見つめ広島から変えていくために頑張ります❗今年1年、どうぞよろしくお願いします。