「移転後の安佐市民病院の機能について」厚生委員会開催

昨日の厚生委員会で、安佐市民病院移転後の新病院と現在地に残る病院の機能について報告がありました。

独法病院機構が運営する主に高度な医療を行う新病院と安佐医師会が運営する地域包括ケア中心の北館病院にわかれます。

新病院には、新たに精神科病床が20床新設されることが初めて報告されました。高度医療を受ける精神科患者を対象としたものとの説明でした。ニーズや医療計画上の必要性がよくわかりません。

驚いたのは、個室率が現在は、14%ですが、50%に引き上げることです。集中治療室などは差額ベッド料を取らないといいますが、当たり前です。入院するとき、差額ベッド料をとる個室しか空いていなければ、払えないという人は後回しにされるのでしょうか。公的な病院なのに、経済的な理由で必要な医療が受けられないことになりかねません。
療養上や病院の都合で個室に入る場合、差額ベッド料を取らない原則を守るべきだともとめました。
また、国の規制緩和にそって保険薬局を病院内に入れます。賃料収入は500万円だそうです。医薬分業にならないと薬剤師会が反対しているのに、移転問題で地域の対立を招いた反省はあるのでしょうか。

独法化でもうけ本位に走っていくという印象です。