福祉の担い手が、働き続けられるようにしたい!!


実家から父が丹精込めてつくったブドウが届き、みなさんにおすそ分けしました。


20で20万円、30で30万円。
この前半の数字の単位は?
年齢ではありません。勤続年数です。
手取りは、もっと少なくなります。

社会福祉法人知的障害者施設で働く職員さんから話を聞きました。
大学で社会福祉を学んだ若い人が、夢を持って就職しても、やる気や意欲をもって働き続けられないといいます。
職員の平均勤続年数が、10年を超える施設は、80施設中20くらいとか。
二人の子供がいる40歳男性の話。山の上に施設があるので自家用車通勤です。でも、自賠責しか入っていません。坂道を下るときは、エンジンを切って節約している・・・。
民間社会福祉施設の実態です。
労働組合もある老舗の施設でさえこれです。
経営主体が株式会社などの介護施設は、利益を上げないといけませんから、もっと劣悪なのではないでしょうか?

「雇用、雇用、雇用」と菅首相は、声高に叫んでいました。
これから生み出そうという成長分野の介護・福祉労働者の実態がこれです。
公務員を減らして低賃金の福祉労働者をどんどん増やしていく戦略に、未来はありません。
国がしっかりその責任を果たし、公立であろうと民間であろうと職員の身分保障するのが、本来のあるべき姿ではないでしょうか。