生活保護老齢加算裁判を傍聴して

 傍聴席で待つこと20分、5分前に被告の弁護団など黒い一団がどっとなだれ込み、開廷直前にマスコミが駆け込む。
黒い法衣の裁判官が現れ、一斉に立ち上がる。
最後尾の席の私には、マイクも通らないので、何を言っているのやらさっぱり。
裁判長がお隣の裁判官の手帳(忘れたの?)を借りて、弁護団と日にちのやり取りを始めた。
「次回は、・・・」
と裁判長は、ひとこと告げて退席してしまった。


今日のブロブは、傍聴記を書こうと構えていましたのに、裁判は5分もかかりませんでした*1

報告会で弁護団から
埋もれた争点を白日のもとにさらすためのやり取りをおこなっていること。
いつどこで何を持って勝ちを取りに行くのか裁判のたたかい方に苦労されているようでした。

法廷でのやり取りは弁護団に任せるとして、石口弁護士が問いかけられた原告や生健会を支える支援の輪をどう広げるのかー・
この問いかけを重く受け止めました。

反貧困ネットとも朝日訴訟のような労働運動ともなかなかうまくつながれていないもどかしさを語られました。

今、確かに派遣村の誕生の時のような盛り上がりがない。
路頭に迷うような絶対的貧困でないと貧困として認められないのか?

派遣やめて期間工にかえた会社もあるが、若者の雇用状況は一向に改善されていない。
お年寄りは、あいかわらず医療や介護の負担にあえぎ、じっと我慢している。
母子家庭のおかあさんは、子どもの声に耳を貸すこともできないくらい働き詰めだ。

生活保護受給者と生活保護水準の人々の間に打ち込まれたくさびの威力なのか。

憲法が保障する人間らしい尊厳のある生活を問いかけ、社会的な連帯をどう築いていくのか。重い課題だ。
当面、私のできることは、来るべき政治戦に勝って、地方政治の舞台で貧困問題に取り組んでいくこと。


  〜今日の琉球新報〜  普天間代替、関連施設 米に提供 シュワブで11棟整備完了2010年11月10日


キャンプ・シュワブ内に建設され、米側に提供される新たな施設(後方)=9日午前、名護市辺野古
 普天間飛行場代替施設建設に伴い、沖縄防衛局が2008年から名護市の米軍キャンプ・シュワブで建設を進めている下士官宿舎など建物11棟(延べ面積約2万4千平方メートル)の整備が完了し、日米合同委員会は9日までに、米側へ提供することを合意した。11月中に閣議決定し、米側に引き渡される予定。代替施設建設に伴う関連施設の米側への提供は初めて。

*1:+_+