子どもの権利条約を学ぶ

子どもの権利条約フォーラム2011のプレ企画として学習会が、ありました。講師の関西学院大学浜田先生は、各地で子どもたちと権利について考えるワークショップをされたり、バングラデシュストリートチルドレンを支援施設に出向いたりする行動派の先生。
「長男からボクの権利を擁護してこなかったといわれている」と告白する率直な方だった。
一人の子どもの写真から「この子が望んでいることを考えて」など
課題を与え、となりの席の人と一緒に考えさせる。
導入部、緊張をほぐすためなのか、スキンシップ遊びは、少々気恥ずかしかったが・・・。

「生きる、育つ、守られる、意見を言う」
権利は、「あたりまえ」のこと。「あたりは」正しい。「まえ」は分け前。
「正しいことを分かち合う」と分析された。
こんな当たり前のことが、なぜ通らないのか・・・。
「誰もが、子ども期を体験しているからこそ、十人十色の意見が出てくるむずかしさがある」
なるほど・・・。
「反対する人は、聞く耳をもってくれない」
そんな声も出されました。
意見は違っても民主的な話し合いのルールの中で、議論しなくては子どもに恥ずかしいですよね。

手と手を重ねあったとなりの青年は、NPOに所属してフォ―ラムの実行委員会にも参加しているそうだ。
子どもの権利について、考える青年がいることは、希望ですね。