高齢者いじめ、高齢者交通費助成制度の改悪 (21日厚生委員会)

「四苦八苦してやっと申請したかと思ったら、もうおしまいですか!?」
高齢者交通費助成制度の改悪で、高齢者から怒りの声   
来年度以降、高齢者交通費助成制度、敬老金・敬老記念品(高齢福祉課)について、削減などの見直しを行うとしています
高齢者交通費助成制度は、今年度、バスカードが廃止されてパスピーになったため、まず、自分でお金を出してパスピ−を作らなくてはいけません。そして、後から広島市が使った分を振り込む仕組みのため、銀行口座も申請しなくてはいけないという二重に申請しにくい制度に変えられました。そのため、昨年に比べ、20%もバス利用を申請した高齢者が激減しています。
そもそも、この助成制度は、1993年、社会参加を促進するためにつくられ、2004年に利用額が、8千円から6千円まで減額されてきました。今、見直しの理由を、高齢者の9割が週1回外出している、社会参加ではなく日常生活のために使われている実態があるということをあげています。
国により、年金が減らされ、高い介護料や医療費の負担にあえいでいる高齢者の実態を見ずに、まるで、社会参加のために使わない高齢者が悪いといわんばかりです。
また、88歳と100歳以上の高齢者を祝うささやかな敬老金(高齢福祉課)もやり玉にあがっています。高齢者が長生きをして、対象者が増えてきたのが、その理由です。節目節目に長寿を祝い、高齢者を敬うのが、日本の美徳ではなかったのでしょうか。
長寿を喜べない高齢者軽視のこうした見直しは、許せません。