3万8千世帯が残っているのに、水洗便所化の貸付廃止!?(消防上下水道委員会)

現在、下水道局は、水洗便所の設備を工事する世帯に、無利子で貸付をおこなっています。そうした中で、95%の世帯の水洗化が完了しました。今回、来年度末で、水洗便所設備資金貸付制度を廃止するという見直し案を検討しています。
 水洗化が95%完了したといいますが、3万8千世帯が、さまざまな理由で残されています。このうち6000世帯は、今後、水洗化する予定の世帯といいます。貸付制度を廃止することは、水洗便所の普及を推進してきた下水道局が、その努力を放棄したといわれても仕方ありません。
また、貸付金を一般財源(1億1千万円)からねん出していることで、市財政に返還したいというのが、廃止の理由のようです。しかし、住民にとって一般財源であろうが、下水道局の財源であろうが、関係ありません。財政削減ありきで、住民サービスが廃止されていいのでしょうか。