耳を疑う沖縄防衛局長「女性・県民蔑視」発言


沖縄でおこなわれた平和大会参加者による報告会に参加しました。
広島に帰って体調を崩された方もあり、参加者の半数くらいが集まりました。
若い参加者ともっと交流できたらよかったのですが、次の会があるので、最後までおれず残念でした。


沖縄から戻って飛び込んできた防衛局長の耳を疑う「女性蔑視と沖縄県民蔑視発言」。
今なお、沖縄は、戦争と軍隊そして国家によって「屈辱の歴史」を強いられているということをあらためて痛感しました。
方言を使った児童は、見せしめで「方言札」がかけられる、苗字も奇妙だと改名される。そのため、スパイという疑いさえかけられたといいます。
住民の4人に一人は、犠牲になったという沖縄戦は、国体と本土防衛の捨て石にされました。
朝鮮半島から連れてこられた1万人が、無念の死を遂げたという中、女性たちの生死の数は、今なおわからないといいます。


戦後は、犯罪に対して、公務中だとして起訴もされない不平等や数えきれない女性暴行事件など米軍の基地被害に苦しめられます。
基地問題で、もう後戻りのできない地点に来ていると、名護市長・県知事選挙で示された沖縄の総意を私は、現地にきて肌で痛いほど感じることができました。
一方で、アメリカ軍に対して国民の80%以上が親近感を感じると報じられています。同じ空の下で、沖縄の痛みが届いていない現実にもどかしさを感じながらも、あらゆる方法で伝えるのが、沖縄を知った私たちの使命と心にきざみました。