海洋への放射能汚染、NHK特集番組

昨夜は、NHKで海洋への放射能汚染の問題を特集していました。
10京ベクレルという汚染水が、海に垂れ流しにされ、「海水に放出された放射性物質は時間がたつにつれて希釈され、海の汚染は、心配ありません」という保安院の発表が、映し出されました。
原発周辺の特に海底に生息する魚を中心に、暫定基準値を超える汚染がつづいていました。
今回の報道で明らかになったのは、予想外の地域でした。
100キロ離れた海底でのホットスポットの存在や群馬県などの内陸部での深刻な湖の汚染、さらには2.3年後に東京湾の汚染が顕在化するといった問題が、次々に明らかにされました。
「漁ができるまで何年かかるのか」という福島の漁師さん、これから潮が北から南下してくると心配する関東の漁師さん、ワカサギ釣り客が絶えた湖の漁協関係者の苦悶の表情が、映されました。

国は、湖や海洋調査にどこまで取り組んでいるのだろうと心配になりました。

今回の調査結果で、魚介類の汚染への疑念が、大きくなりました。
食品の放射能検査は、もっと徹底すべきと改めて痛感しました。

今朝の新聞には、マンション建設で原発周辺の石が使われ、住民である中学生の被ばく量を調べてわかったという記事がありました。

私たちは、原発事故のために、長期にわたって、目に見えない放射能とのたたかいを余儀なくされています。
広島でも2月12日に「さよなら原発の会」が結成されます。
原発は、もうごめんですね。