スピーディ、日本国民より先に米軍

浪江町の砕石を使ったマンションのコンクリートから、高い放射能値がでた。このマンションに住む中学生から、3か月で1ミリシーベルトをこえる放射能が、測定されたため調査をおこなってわかった。
計画的避難区域の指定が行われる前に砕石し、出荷されたという。

国が、速やかにスピーディの公表し、避難区域の指定が早ければ、汚染コンクリートの問題もなかったかもしれない。
安全な避難やヨウ素剤配布の時期を失した問題とともに重大なことです。
国民の安全より米軍優先ですかと問いたい。

1/18付け赤旗より
文部科学省が、福島第1原発からの放射性物質の拡散方向などを予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI=スピーディ)の計算結果を、事故後、公表前に外務省を通じて米軍に提供していたことが明らかになりました。
「提供したのは3月14日。支援してもらうためだった」と述べました。スピーディの計算結果が公表されたのは3月23日で、米軍への提供より9日後ということになります。スピーディの計算が実施されていたにもかかわらず公表が遅れ、避難の際に活用されなかった問題については、政府の事故調査・検証委員会の中間報告でも「情報が提供されていれば、各地方自治体および住民は、より適切な避難経路や避難方向を選ぶことができた」と批判されています。

 

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 スピーディ 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムのこと。英語の頭文字をとってSPEEDI(スピーディ)と呼びます。放射線データ、気象データ、地形などをもとに放射性物質の拡散方向や被ばく線量の影響を予測計算します。1979年の米スリーマイル島原発事故を契機に百十数億円をかけて開発しました。SPEEDIの計算機は現在、財団法人原子力安全技術センターに設置されています。

明日から、黒い雨検討委員会傍聴で東京に行きます。
そのあと、つくばでお勉強。九州へ視察に行き、25日まで不在です。