なぜ、危険な丘に家が建てられたのか?

http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=124176&comment_sub_id=0&category_id=564
昨日の中国新聞の記事です。

土砂災害の被害のあった地域は、家が上へ上へと数軒づつ建てられていきました。
こうしたミニ開発は、大規模団地の造成のように、調整池やよう壁などが義務付けられていません。

市道がえぐりとられて、川になっ
ていた光景を思い浮かべます。

また、迷路のような道を上がって行くと裏山が崩れた坊やの家がありました。

前は海、後ろに山が迫る地域にこれほどの人口を集中させるべきではなかったという専門家もおられます。
都市計画は、災害についての認識がかけて、後追いだったといえるでしょう。

こうしたことは、ゲリラ豪雨で悩ませれる浸水の問題についても、考えさせられます。
本来水を吸収する土地が、コンクリートで固められて、吸収率が落ちてきました。
一方で、ビルやマンションが建って、排水量は増大しています。
さらに、ヒートアイランド現象を起こし、ゲリラ豪雨を誘発しています。
その結果、莫大な税金を、直径の大きな下水管にやりかえるために費やす始末です。
こうした悪循環を招かないためにも、防災のまちづくりとはどうあるべきかを考えさせられます。