安佐市民病院移転案、五日市給食委託問題、マイナンバーなど9月議会の議案の説明を受けました。

「安佐市民病院荒下移転建て替え問題に不退転でのぞむ」
昨日の記者会見で市長が、こう答える映像がテレビで流れました。

今度の提案は、これまでの案を白紙にもどし、機能の一部を現在地に残して
分離して移転するというものです。
この間、住民からのまちづくりの提案をうけて検討したといいます。

区を二分する住民の対立や行政への不信感をぬぐえるのか。
市が移転案を出したためにおきた課題です。
これこそ、不退転でのぞんでもらいたい!


さて、五日市の小中学校の給食を委託する候補が決まりました。

今月設立予定のアグリフーズ広島ですが、親会社は広島駅弁です。
建設予定地は、西風新都石内東です。
15年間で、83億円の債務負担行為が提案されました。
当初予定は、74億円でしたから9億円の増額です。
建設費の見積もりが低すぎたからだといいますが。

農家を巻き込んで、第6次産業化をすすめ、地産地消をはかるという提案をしています。
給食を作るだけではなく、高齢者の療養食をつくる営利事業も認めます。
どのような審査がなされたのか。
A41枚で向こう15年間の五日市の子どもたちの給食をゆだねられるのでしょうか。
83億円の委託事業の是非を判断しろとは乱暴な話です。


知ればしるほど、とんでもない制度が、マイナンバーです。
一人一人に永久番号が付番されます。
10月からその通知カードが、1月から番号カードが届きます。
税や社会保障、災害分野の98行政事務で使われます。
使用するのも120の行政や団体にわたり、
情報量は、漏れたら年金情報の漏えいどころではすみません。
それなのに、健康保険証や図書カードなどにも拡大する計画といいます。

今、浮上している消費税10%の軽減税率でもマイナンバーカードの利用がいわれています。
マイナンバーカードにお買いもの金額が貯まり、そのうちから2%分を還付するというもの。

個人情報を集めて商売になる時代です。
漏えいや成りすましなどのリスクを考えれば、利便性の向上と喜べる話ではありません。

今回の議会は、私は質疑の担当。
24日に質問にたちます。