安佐市民病院建て替え問題、紛糾中!

今日の厚生委員会は、安佐市民病院建て替え問題で紛糾しています。
なんと、今だ、休憩中。
テレビではどのように報道したでしょうか。

夕方やっと採決にこぎつけましたが、荒下移転 賛成4人、反対3人、棄権1人でした。
賛成が多かったのですが、過半数でないため結論出ずという結果となりました。


ところが、委員長が、こう告げたにもかかわらず、採決に対して再検討をもとめる動議が出されました。
今、暫時休憩中で、厚生委員の中森議員と私たち市議団も、控室で待機しています。
もう、2時間がたちます。


今回の提案は、昨年2月に議会で否決された荒下への移転建て替え案を撤回し、緩和ケアや地域包括ケアの病床など病院機能の一部を現在地に残す修正をおこなったというものです。
市長は、住民からのまちづくりの提案をうけて再度検討したといいます。


8月29日、住民説明会を開き、市長が出向いてこの新しい移転案を示しました。
説明会の参加者は、各学区ごとに4人の役員に限られたために、市長の説明を直接聞きたかったという住民が少なくありません。質疑で、4人の学区の代表の声が、町内の総意だと考えるのかという問いにも答えません。


移転案に反対意見の多くが、高陽や白木などから病院が遠くなることと現在地周辺のにぎわいが失われることでした。現在地に一部機能が残るとしても1日5000人の利用がある病院がなくなるわけです。40年間共存してきました。

今回の提案にあたって、市長は、「地域住民の思いに真摯に向き合う」といわれました。
しかし、反対してきた人たちへの新しい提案の説明を回覧板で済ませ、提案をして3週間後には、議会で議決とは、とても向き合う姿勢と思えません。
市長の言う「不退転の決意」が、なにがなんでも9月議会で決めるというのでは、安佐北区の対立はほぐれず、禍根を残すことになります。


昨年の移転案の否決後、新聞記事には、「市長と議会との対立」「政争」とかかれました。
それを意識してか、このたび、市議会各会派をまわって説明されました。
その姿勢は評価するものですが、やはり、住民との対話が議会提案の前提です。