市立特別支援学校 「日本一のマンモス校に」

9日、大平衆議院議員と市議団で2つの学校を見学しました。

2012年南区出島に移転開校した広島市立特別支援学校です。

温水プールや明るい体育館を備え、日本一の設備を誇ります。
同行した加藤秘書も他に見たことがないと感嘆していました。
看護師も配置し、医療的ケアの必要な重度の子どもたちも30名を超えて在籍しています。

開校した当初は、69クラス339名でしたが、今年は、98クラス484名にのぼり、全国一のマンモス校になりました。

教室をカーテンで仕切っています。

教室が足らず、2つのクラスを3つに仕切って使わざるをえません。

今、全国で特別支援学校への希望者が増えていますが、
国の基準がないため、教育環境の整備は、自治体任せになっているのです。

そのため、日本一の教育を誇りながら、ワースト1のマンモス校になってしまいました。
一刻も早い分離開校が急がれます。


もう1校は、観音中学夜間学級です。
広島市には、二葉中とあわせて2校に設置されています。

さまざまな事情で義務教育を終えることができなかった人を対象にしています。
そこで、夜の部に加えて、昼の部があるのに驚きました。
夜の部は、帰国者や外国人の比較的若い人が対象です。
帰国子女の生徒が、高校受験をするため頑張っていました。

昼の部で学んでいるのは、高齢者の方です。
文字を読むことも書くこともできなかった人が、配偶者の死亡で役所に行き、
そこで職員にこの学校を教えてもらったというのです。
今は、学ぶ喜びを知り、学び続けたい、進学したいと言われているそうです。


大平議員の出身校とあって、校長先生と話が尽きませんでした。