夫婦別姓を選択できる社会に!

最高裁で、「夫婦同姓は合憲」という判断が下されました。
最近前向きの判決が出ていたので、期待しましたが、がっかり。
原告の80歳の女性が、悔しさを吐露されたニュースをみるとたまりませんでした。
判決は多数決でおこなわれ、「合憲」10人「違憲」5人。
3人の女性判事は、全員「違憲」としたということです。
もっと、女性の判事が増えていたらと思いました。


ほんと、女性の気持ちがわかっていない判決です。
私も結婚する時、どちらの姓を名乗るか悩みました。
「婚姻は両性の合意による・・・」とあるから、平等に機会を与えられる方法は、「そうだ!じゃんけんだ」と合意しました。
しかし、結婚式の一つのセレモニーにしようと提案したところ、親族からの猛反対をうけて、あえなく挫折。
私があきらめて、夫の姓を名乗ることになりました。

離婚したとき、またまた「姓」で悩みました。
新しい戸籍を作るので、旧姓にもどそうと考えましたが、子ども達から姓をかえるのは嫌だといわれそのままです。

また、旧姓にもどすことで、離婚というプライバシーをさらすのことになるのも女性だけだなと理不尽さを思ったものです。


事実婚や通称というやり方も少しづつ、定着してきましたが、まだまだ例外です。
この女性判事さんの一人も、政府の役人時代は旧姓を使っていたけれど、判事になるにあたり戸籍の名前を名乗らなくてはならなかったと聞きました。

今、夫婦の姓の96%は夫の姓で、20年前から変わらないといいます。
姓をめぐって、迷い悩み、不利益を被るのは、圧倒的に女性であることに思いをはせてほしいものです。


NHKがわかりやすく世界や国連の動向を載せています。
外務省「世界で別姓を認めない国は、見当たらない」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151216/k10010342841000.html