71年目のヒロシマ。


71年目の広島。

祈りにつつまれる中、国会議員団とともに献花を行いました。

8時から平和祈念式典でした。
松井市長は、核兵器は「絶対悪」として、「禁止するための法的枠組みが不可欠」と強調しました。
湯崎知事は、「廃絶こそ現実主義」と核抑止力論を批判しました。
子どもの平和の誓いも立派でした。
被爆者の苦しみをわがこととして、「平和の尊さ」を伝えていくヒロシマの子としての強い思いがあふれていました。


それにしても、安倍首相は、オバマ大統領の広島訪問と「核兵器のない世界」という言葉を並べますが、
空虚なものでした。国連での核兵器の禁止を求める国が7割にものぼる中で、「時期尚早」という日本政府の情けない態度を思い起こさせます。



4日は、国民平和大行進で中区役所を表敬訪問。
区長の激励をうけて、最終目的地平和公園へ向かいました。


1発の原爆で、犠牲になった多くの市民の無念の思いを胸に刻みながら、
核兵器をなくそう」と訴え、手を振りこたえてくれる沿道の市民に勇気をもらいながら歩きました。
沖縄コースを歩いてきた84歳の山口さんが、元気いっぱいでした。


原水爆禁止2016年世界大会は、核兵器廃絶の新たな扉を開く「広島からのよびかけ」を採択し、6日長崎へ引き継がれました。
大会と同時に開催されている国連作業部会は、核兵器廃絶の「具体的で効果的な法的措置」の議論を重ねています。禁止条約の交渉を来年には、始めるべきという声が半数以上を占めたといいます。
新たな段階に入った国際政治の流れを、核兵器禁止条約の交渉開始をもとめる「ヒバクシャ国際署名」で後押ししていくことが確認されました。


メキシコの外務副大臣や国連軍縮キム上級代表をはじめ来賓が、連帯のあいさつをおこないました。


被爆者の松本さんが、母や兄弟をなくし、原爆にあった父親も数年後に亡くなった経験を話し、原爆資料館の物言わぬ遺品を目に焼き付けてほしいと訴えました。


貞子さんのおいにあたるシンガーソングライター佐々木ゆうじさんとレゲエ歌手Metisuさんの「祈り」の歌声もすばらしかったです。