総選挙の結果がでました。

川の氾濫で大変な浸水被害も出ているようです。
まずは、台風で被害にあわれ6た地域のみなさんにお見舞い申し上げます。
 

さて、総選挙の結果は、日本共産党にとって厳しいものでした。
中国ブロックでも大平よしのぶ前議員の議席を失い、悔しいし申し訳ない気持ちでいっぱいです。
支持していただいたみなさんに、心からのお礼とお詫びを申しあげます。


大平さんは、東京から一番遠い(新幹線で4時間)議員でありながら、毎週末中国5県を飛び回り、現場に駆けつけて、平和や地域や若者の問題に向き合う獅子奮迅のはたらきをしてくれました。
正直、ぽっかりと心に穴が開いたような脱力感もありますが、政治の世界は1秒も待ってくれません。
今日も決算審査の打ち合わせの会議です。


さて、結果は、自公の大勝と言われていますが、全国には、野党共闘で一騎打ちとなった選挙区で野党が勝利したところも少なくありません。広島では、直前に共産党は3区の候補者を降ろしましたが、民進党の分裂という逆風の中、共闘も破談になった末のぎりぎりの判断でしたから、共闘の力を十分発揮できませんでした。

希望の党への合流が、野党共闘を分断させ、自公政治にかわる政治の展望が見えない中、結果、安倍政権の続投を許すことになってしまいました。


そうした中、野党第一党に「安保法制は違憲・安倍改憲反対」を鮮明にした立憲民主党が躍進したのは 志位さんや小池さんなどの幹部が評価しているように歓迎できるものです。決して負け惜しみではありません。その後、立て直した野党共闘で生れた立憲野党の議席もありますから、身を捨てて実をとったといえます。志位いわく「見返りは民主主義」です。

これから憲法改正の動きが加速される中、改憲には「野党第一党の賛成が必要」と自公も言っています。野党第一党改憲容認の希望が座るのかそうでない党は座るのかは、大きく改憲の動きを左右することになります。



さて、枝野氏「ぶれない姿勢が評価された」とコメントしていました。

希望に合流せず、「安保法制は違憲、安倍改憲を許さない」という市民と野党との約束を守ったことへの評価が、立憲民主の躍進につながったようです。

ぶれないことが大事だとあらためて教えられました。
こちらは、元祖・市民と野党の約束でぶれない政党です。
これを認めてくださった少なくない有権者のみなさんに感謝を申し上げ、逆風や突風に負けない自力をつけるためにがんばっていきます。さらに、まだまだ、よちよち歩きの野党共闘を確かなものにするために、ヒロシマでも模索を続けていきます。



*実は知らない人が多いので記しますが、党の綱領の政権構想には、共産党だけで政権を取らない「統一戦線」という考え方が明記されているのです。つまり、連合政権をめざすというものです。これまで、連立を組む政党や条件がなっかたのでわが道を行く路線でしたが、安保法制の運動の高揚の中、市民の声に押され野党がかわりました。もちろん、共産党も連合政権の相手と認め、具体的な政権構想の提起もおこないました。