12月議会が終わりました!

議会の最終日は、何があるかわかりませんね。
終わったのは、午後2時すぎでした。


今回、二つの永田議長への不信任案が出されたためです。
提案した藤田議員によれば、半世紀ぶりとのことです。


議案採決は、私が市議団を代表して議案への討論をおこないました。

反対の議案は、特別職と議員の期末手当の増額する議案と高速5号線事業の議案4件でした。
関連して、補正予算の修正案に賛成しました。
また、独法市立病院機構への中期目標と指定管理者制度の指定案件は、意見を付しました。



さて、問題の議長不信任案ですが、冒頭、東区碓井議員より出されていた決議案が否決されたのちに、佐伯区藤田議員により議長不信任の動議が出され、結局こちらも否決となりました。


私たちは、両者ともに不信任と判断する理由がないので反対しました。


碓井議員は、「議長が約束を守らない」ということを不信任の理由にあげました。
約束というのは、議長に選ばれる前に、2年したら議長を辞めるという約束をしたというものです。
しかし、、私たちは、こうした約束を交わしていません。碓井議員と交わされた約束かもしれませんが、あくまで内輪の話ということになります。議会との約束ということなら別ですが、これでは同意できません。


また、藤田議員は、ご自身が議長の時に議員年金廃止へ動いたのに、議長が全国議長会で復活のとりまとめ役をやっているのがおかしいという理由です。
私たちも議員年金の復活は反対ですが、自民党などから出されている話ですから、仮に議長が辞めてもこの動きを左右するということにはならないのではないでしょうか。
議員年金反対をもとめるなら、議長自身や議長会へ会派や党として申し入れることもできます。
これをもって議長にふさわしくないとはいえません。


やはり、あくまで、品性や人格を疑うような言動があったとか、議会の運営がワンマンだったとかで判断すべきです。内輪の約束を反故にしたから、また、異なる主張を進めているからという理由で、50年も出されていない議長不信任の判断を下すというのは、いささか強引過ぎると思います。


今議会でも市政改革ネットとは、同会派が出した補正予算の修正案に賛成し、これまでも共同歩調をとることも少なくありませんが、今回出された理由では、賛成できません。


もう一つ、議会には「一事不再議」というルールがあります。同じ議案を同じ議会で採決するのは1度限りというものです。
今回、不信任の理由が違うから再度採決してもよいと判断されたとのことです。

確かに、それぞれ、議員提案の決議案と議会開会中の動議によるものと議会への提案の仕方と理由は異なります。しかし、議長への不信任を議会の意思として示してほしいということは同じなのでは?とすっきりしません。


国民の年金改善を国へもとめる意見書案は、他会派の賛同者がなく賛成少数で否決されました。

議員年金を復活させるより、国民が加入している年金を改善することで議員の老後保障も解決できる話です。


さて、私たちは、議会報告のニュースづくりに頭を切り替えて頑張ります!