核兵器の終わりの始まりに!

12月10日、ノルウエーオスロで行われたノーベル平和賞の授賞式は、被爆地にとっても歴史に残る感動的なものでした。



                  (中国新聞朝刊)
広島で被爆したサーロ・節子さんの愛する家族を奪った原爆への怒りと体験者としての渾身の訴えは、誰もが心を打たれたことでしょう。

もちろん、核兵器を史上初めて違法化した禁止条約の実現に尽したICANのフイン事務局長の核保有国とその核の傘の下にある国に向けて、核兵器がいかに人類と共存できないかを理性的に語りました。


また、オスロ市内を灯りをかかげて被爆者の皆さんを先頭に市民がパレードを行いました。
テレビでこの映像を見ながら、なんと被爆者のみなさんの顔が明るいこと、こんな笑顔を見たことがないと嬉し涙がこぼれました。



                (同日、原爆ドームの前で応援のバナーを掲げました)
これは核兵器の終わりの始まりです。

保有国の大使は、授賞式も欠席したといいます。

しかし、核兵器禁止条約やノーベル賞の受賞を通じて、世界を動かすのは決して大国やその指導者ではないと確信しました。各国の草の根の市民運動や正義と平和を求める様々な国が力を合わせれば、実現できるということです。


「Ican!」