学校耐震化すすむ!〜新年度予算と2月補正予算案の説明〜

広島市議会は、2月議会が2月14日に開会し、続いて3月22日まで予算特別委員会が開催されます。松井市長にとって初めての予算編成となる広島市の2012年度予算案を審議します。
 今朝の中国新聞が大きく報じています。
「一般会計の総額は5886億円で8年ぶりに予算規模が、前の年度を下回りました。歳入のうち市税収入は、今年度より1%少ない1971億円と見込んでいて、歳入不足をまかなうため、市の借金にあたる市債を今年度より12%少ない678億円発行することにしています。」
特筆すべきは、小中学校などの校舎の耐震化事業に36億3900万円を計上しました。
学校耐震化・エアコン設置を、2015年度完了に向けて、前倒しで実施するというものです。3万5千を超える署名を集めた保護者・市民の運動で、大きく前進しました。
 さて、「観光でにぎわいのある街にする」というかけ声の中で、市民のくらしや福祉は、どうなっているのでしょうか。
 今年の4月から3年間、広島市の65歳以上の介護保険料の大幅な値上げ(基準月額で約790円値上げ)が見込まれています。今回の国による介護報酬の改定の中で、ヘルパーさんによる訪問介護の生活援助サービスの提供時間が、60分から45分へ減らされました。年金も下がる中で、保険料は引き上げ「駆け足介護」でサービスは削るなんて、こんなひどい話はありません。
 さらに、88歳と101歳以上の高齢者への敬老金削減が提案されています。一方、議員団がかねてから要求し、私も6月議会厚生委員会でもとめてきた高齢者の配食サービスの拡充(土・日・祝日実施)が実現します。また、高齢者の怒りを代弁して、私ただ一人委員会で反対した交通費助成制度の削減案は、来年度、見送られました。これからも、高齢者いじめをゆるさないという立場で頑張ります!