豪雨災害から2年目を迎えました。

今日は、県と市が主催する慰霊式に参列しました。
市長や県知事、国会・県会・市会議員、遺族や被災者など500名の参列があったといいます。


ある息子さん夫婦を亡くされた方は、お盆前にお会いしたところ、お墓をつくり、3回忌を済ませたと言われていました。
被災地となった地域にたまたま土地をもっていたそうです。
マイホームを建てさせたことを悔やんでおられました。


式に参列された方の中に、見知ったお顔もありました。
町内会などが建立した慰霊碑にもお参りを欠かさないそうです。
今日は、倒れて体が不自由になったおつれあいを介護施設に預けての参列でした。

どちらも、突然、老いた親より子が先に逝ってしまったという無念の思いを胸に納めておられます。


会場の後ろの席には、多くの被災者のみなさんが、亡くなった近所の方や知人を偲んで参列されていました。
多くの人が、災害で生活を一変させました。

土砂で家を失った被災者に加えて、砂防ダムや広域避難路建設のために立ち退きを余儀なくされた被災者もいます。
防災のためといわれて、住み慣れた地域を離れなくてならない複雑な思いを抱いておられます。


豪雨災害で再び犠牲者をだしたことへの痛苦の反省を胸に、防災のまちづくりはどうあるべきか考えていかなくてはなりません。