この夏は、各地に勉強に行きました。


7月30日、31日、8月1日の三日間、神戸芸術センターと神戸市外語大を会場に、第58回自治体学校に参加しました。
オープニングは、中華学校の子どもたちによる獅子舞です。

記念講演は、加茂利男大阪市立大名誉教授、特別講演は、西堀喜久夫愛知大教授
地方「創生」や防災対策への問題提起であり、貴重なお話でした。

辺野古新基地押し付けに反対する沖縄県と強権をふるう政府の争いから、地方自治を考えるトークが行われました。


「どうなる軽度者の介護サービス?」
来年から、要支援の人を保険給付からはずし、多様なサービスをあらたに設ける新総合事業が行われます。
先行している横浜、倉敷、福山市から報告がありました。
こんな議論をしている間に、政府は要介護の人たちも保険給付からはずす相談をしているのですから、やっておれません。




続いて、8月19日には、東京江東区民文化センターで、区画整理・再開発事業など都市開発問題の基礎を学びました。

住民主体のまちづくりの事例も紹介されました。

会場のロビーでは、区が主催して大空襲の写真展示を行っていました。
一夜にして10万人の命を奪い、一面焼け野原と化した東京大空襲
燃夷爆弾の模型の展示もありました。


最後に、8月25日〜27日まで富山市へ行きました。
水道水でも冷たく北陸に来たと実感しました。
富山型サービスのデイケアハウスにぎやかを見学し、第8回全国生活保護議員研修会に参加しました。


高齢・障害・児童の制度の枠を超え、利用できる富山型デイサービス。
大変なことも逆手にとって乗り越える発想に脱帽です。
 

「その人らしく」「最後まで面倒見ます」というのが、モットー。

利用者がイキイキと説明してくれました。
笑あり涙ありの感動の時間でした。



台風の影響で雨も時々降りました。
早朝、富山城址公園に散策。


生活保護議員研修会は、富山県民共生センターで行われました。
立派な県立の施設が並ぶ一帯にありました。

生活保護改悪と生存権の保障」吉永純花園大学教授
「なぜひろがる下流老人」藤田孝典NPO法人代表
子どもの貧困問題を朝日新聞記者より報告がありました。
貧困大国日本の実態が浮き彫りになりました。


低所得者の医療保障の分科会に参加しました。

無料低額診療事業の普及や低所得者の多い国保の県単位化の問題点などについて、学びました。

貧困対策と同時に、貧困を生まない幅広い労働と暮らしを支える対策が必要だとあらためて認識しました。
公助の対象を真に困っている人に限定する考え方について転換をもとめなくてはなりません。