1,17、ヴィセル神戸のノエビアスタジアムへ


今日の神戸市は、22年前、6434人の犠牲者をだした阪神淡路大震災のメモリアルデーでした。
市議会から追悼集会の行われた公園が見えました。
私たちも焼香し、手を合わせて帰りました。


さて、今回視察をおこなったノエビアスタジアムは、御崎公園内に建てられています。
周辺は、市営住宅など住宅街が広がっています。

ノエビアスタジアム建設の経緯や周辺環境への影響や対策などについて、市の担当者の原田さん、村上さんと運営会社ウイングスタジアムの安積さんから詳しくお話を聞きました。

サッカーの一試合平均来場者数は、16000人。
北側には病院があるため、他のスタジアムとは反対に、サポーターの席を南においているということでした。

市営住宅や復興住宅がそばにあります。
試合中、夜9時以降の鳴り物は、チームとの申し合わせで、自粛してもらっているといいます。

もともと、御崎公園の中に、サッカーなどの球技専用の競技場がありました。

2002年のワールドカップ開催地となったことから、震災復興事業の一環として「公設民活」の手法で、230億円(うち国100億円)をかけて、開閉式の屋根をもつスタジアムとして生まれ変わりました。(なお、会員制のプールもあります)
屋根が20億円、建物が130億円、空調、電気など設備が70億円、その他芝生などの経費です。
また、設計費が5億円というのには、驚きました。
運営会社へは、管理委託費として年間約2億5千万円が支払われています。
市へは、使用料として年間2500万円ほど入るといいます。


ラグビーのリーグ戦もあり、年間60日ほどの使用があります。
ちょうど、ラグビーの試合の後の芝の養生をされていました。
屋根があるのは、芝生の管理には、マイナスのようです。

ピッチまで降りて場内をくまなく見せてもらい、時間も大幅にオーバーしてしまいました。
関係者のみなさんには、大変お世話になりました。