総括質問を終えて  自助・共助・公助を考える

傍聴席の見知ったみなさんの顔をみて、少し緊張もほどけました。
生活保護世帯で育つ子どもたちのことを語るとこみあげてきて、声が震えてしまいました。
最低生活の岩盤が掘り崩されようという時に、「自助・共助」を優先させてその上での福祉サービス=「公助」だと強弁して、事務事業見直しでの福祉切り捨てを合理化してはばからない姿勢に唖然としました。
すでに、失業して、親の年金で養ってもらっている人もたくさんいます。しかし、親兄弟がいても、面倒見れる階層がどれほどいるのでしょうか。

誰にも頼らず、人生をあきらめてしまう人が増えてしまうのではないか。
「真に必要な人に」といって福祉の恩恵をうけれるのは、「特別の人」に限定してしまう。劣った人とみなされて社会的に排除されることを恐れます。
インクリュージョンが言われる国際的な到達の中で、100年前の救貧法の時代に逆戻りはごめんです。