「タクセン ヌー」(私たちに税金を課せよ!)


唐鎌先生は、2000年から2007年までの国民所得社会保障費の推移を表に示して、この国の富と再分配についてわかりやすく話されました。
先進国の中で、アメリカに次いで国民一人あたりの社会保障支出が低いことや年金や医療以外の社会保障が欠落していることも再認識できました。
ときおり「ふふふっ」と笑っては、ユーモアと風刺を混まれるのには、外見とのギャップもあり驚きました。
「タクセン ヌー」とは、先ごろフランスの富豪が、金融危機に端を発し、国民生活予算の削減を強いる自国政府に富裕層への増税をもとめたときの言葉。
(「原発なくしたら企業は外国へ出て行ってしまう」と脅す日本の経団連にも聞かせたい)
日本の260兆円の大企業内部留保といってもピンとこない私たち庶民に「1兆円は、毎日100万円使っても2700年かかる金額」と示し、1割の26兆を復興にまわせばすむことと消費税増税に頼らない財源について明確に話されました。